挲圓仔湯
【台語】(臺灣閩南語)
挲圓仔湯
so-înn-á-thng
冬至に食べる湯圓について~
台湾語の挲 soは華語の搓揉で、もんだり、こすったり、なでたり、さすったりの動作のことです。
挲圓仔は、生地をこねて湯圓を作ることです。
台湾語の挲の他の使い方としては、
華語の撫摸『なでる』の意味で、挲頭殼 so thâu-khakは『頭を撫でる』
華語の塗抹『塗る』の意味で、挲藥膏 so io̍h-koは『塗り薬を塗る』
他にも安撫『なだめる』、打圓場『ケンカの仲裁をする』などもあります。
挲圓仔は湯圓を作ることですが、
特に政治やビジネスの世界では、良くない意味の隠語としても使われます。
選挙や競争入札のニュースで「挲圓仔湯」といったら、賄ろや不正な利益がからむ「談合」を意味します。
事前にこっそり協定しておく、不当な取引のことですね。
なぜでしょう~
実はこれ、日本語が由来です。
圓仔の日本語「団子」(だんご)と「談合」(だんごう)の音が似ていることから使われるようになった、日本時代の産物です~