冬節圓仔食落加一歲
【台語】(臺灣閩南語)
冬節圓仔食落加一歲
Tang-tseh înn-á tsia̍h--lo̍h ke tsi̍t huè
『冬至には湯圓を食べて年を重ねる』
台湾では冬至に湯圓を食べる習慣があります。
ことわざで「冬節圓仔食落加一歲」といって、
冬至に湯圓を食べると年齢が一つ増えるという意味です。
冬節 tang-tsehは冬至、
圓仔 înn-áは華語の湯圓、お団子です。
湯圓は円満、一家団欒の象徴として、重要な節句や結婚式などの幸せなイベントの時に食べられます。
伝統的な紅白の小ぶりな湯圓から、中にゴマやピーナッツやお肉などいろいろな具材を包んだものなど、いろいろな種類があります。
冬至は例年12月22日ごろ、一年のうちで昼が最も短く、夜が最も長い日です。
冬至を境に太陽が出ている時間が増え、陽気が増え始めることから、
古代の中国では春節ではなく、冬至を新年とする時代がありました。
当時の年齢の数え方は「数え年」で、新年を迎えると1歳加える方法だったので、
これが現代まで傳えられ、冬至に湯圓を食べると年齢が一つ増えるといわれる由来です。
年を取りたくないから湯圓を食べない、なんていうシャレもよく聞かれます~
この歴史背景から、台湾語で「冬」は年を数える単位として使われます。
一冬 tsi̍t tang (じっだん)は一年のことです。